今日は、足利佐野めんめん街道から、次の土曜日、11月23日に 佐野市下彦間の農村レストラン憩い館で行われる、新そばまつりをご紹介します[E:sun] 山間部にあって、昔からそばの栽培が盛んだった下彦間。 どの家庭でもそばを打っていたそうで、その伝統の技が今も受け継がれています。 1633年から幕末まで彦根藩の所領だった下彦間ですが 彦根藩といえば井伊掃部頭で知られていますよね。 山間地だった下彦間は、米を作るには難しく、山で穫れる 楮や三椏などを利用した和紙(彦間和紙)作りや、養蚕業が奨励され 人々はそれらで現金収入を得ていたそうです。 その産物の多くは、須花峠を越えて桐生方面へと運ばれていたとか。 ずっと、それらの産物を峠を越えて運んでいたわけですが 明治に入り、山にトンネルを掘ろうという大事業が行なわれました。 まだ掘削機械のない時代に辛苦の末完成したトンネルが、ここ憩い館のある 須花坂のちょっと先にあります。 それがこのトンネルです。
トンネルというより、洞窟みたい!すごい迫力で、トンネルへの強い情熱が漂ってきます。 このトンネル「須花トンネル」は近代土木遺産に指定されています。 すぐ並びには、大正期に掘られたトンネルと、その二つの間には現在使用されている 昭和トンネルの3つが並んでいます。 この下の写真が大正トンネル。煉瓦積みでちょっと時代が進んだ感じがしますね。
須花トンネルを掘った先人たちの偉業は、地元の須花小学校で 「須花の教え」として語りついでいるそうです。 このような迫力のある史跡が地域にちゃんと残っている… ほんとに素晴らしいことです。 さて、そんな山間地ですから、米よりそば!というわけで 昔からどの家庭でも、お母さんはそば打ち上手だったそうです。 そんな、家庭の味、郷土の味であるそば打ちの技を新そばで ぜひ味わってみてください! 憩い館はそんな技を受け継いで美味しいそばを提供していますが 土日祝日のみの営業にもかかわらず、遠方からのお客さんがたくさん訪れます。 そしてもうひとつ、この憩い館には名物があるんです。 それがこれ!
炭酸まんじゅう[E:heart04] 来た人は必ずといっていいほど食べるというこの炭酸まんじゅう、 お土産にもとっても人気なんだそうです。 このおまんじゅう、ふっくらした皮はほんのり甘くて、あんこも自家製で 上品な甘さ!ほんっとに美味しいんです。2個くらいペロっと食べちゃいますよ。 ええ、そばを食べても別腹ですよ、モチロン[E:happy01]
さて、そばまつりでは、 なんと!ふるまいそばを300食も用意するそうなんです! 整理券は午前10時からの配布。11時から午後3時まで屋外テントで お召し上がりいただけます。 量も憩い館で食べるのよりほんの若干少ないくらいで けっこう量はあるそうですよ〜。 もちろんお店の中でもこの日から新そばを提供。 憩い館のそば部会長 小竹節子さんは 身の引き締まるような気持ち。と話していましたよ。 ぜひおいしいおそばと炭酸まんじゅうを食べに、 そして須花トンネルにもぜひ足を伸ばしてみてくださいね[E:sign03] 下彦間新そばまつりは佐野市下彦間の憩い館で 午前10時から午後3時までの開催です。 お問い合わせは0283-65-0153。こちらは土日祝日のみの営業です。 平日のお問い合わせは佐野市農政課0283-61―1162まで。 お話を伺った下彦間むらづくり推進協議会会長の斎藤隆さん そば部会長の小竹節子さん、ありがとうございました!
また、23日土曜日、24日日曜日には佐野市植下町の、 そば処なのはなでも、新そばまつりが開催されます。 両日とも先着10名はもりそばの半額サービスがあるとのことです。 お問い合わせは0283-20-1188です。 こちらは直売所もそばにありますのでお買いものも楽しめそうですよ[E:heart]